クロスオリジンアクセス
提供: svg2wiki
(版間での差分)
(→プロキシ経由のクロスオリジンアクセスを容易にするためのSVGMap.jsの支援機能) |
(→プロキシ経由のクロスオリジンアクセスを容易にするためのSVGMap.jsの支援機能) |
||
23行: | 23行: | ||
1.と2.はSVGMap.jsの管理下でクロスオリジンアクセスを行う必要があるもので、SVGMap.jsの初期化時にクロスオリジンアクセスのための設定(クロスオリジンアクセスのためのプロキシの設定)を行うAPIが用意されています。 | 1.と2.はSVGMap.jsの管理下でクロスオリジンアクセスを行う必要があるもので、SVGMap.jsの初期化時にクロスオリジンアクセスのための設定(クロスオリジンアクセスのためのプロキシの設定)を行うAPIが用意されています。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
* [[解説書#.E3.83.97.E3.83.AD.E3.82.AD.E3.82.B7.E3.81.AE.E8.A8.AD.E5.AE.9A|解説書#プロキシの設定]] | * [[解説書#.E3.83.97.E3.83.AD.E3.82.AD.E3.82.B7.E3.81.AE.E8.A8.AD.E5.AE.9A|解説書#プロキシの設定]] | ||
* [[解説書#setProxyURLFactory]] | * [[解説書#setProxyURLFactory]] | ||
* [[解説書#setImageProxy]] | * [[解説書#setImageProxy]] | ||
+ | 一方、3.は厳密には各レイヤーのwebAppが、レイヤーのコンテンツを生成するためのデータを取得するときに(レイヤーwebAppがfetchやXMLHttpRequest等を使い)クロスオリジンアクセスするケースです。このようなクロスオリジンアクセスに対するケアは、基本的に個々のレイヤーwebAppの開発者が行う必要があります。<br> | ||
+ | しかしプロキシ経由のアクセスを行う場合、先の1.2.のケース用に使用するプロキシを全レイヤー共通のプロキシとしても利用する場合が考えられ、この時にはSVGMap.jsの初期化で設定したプロキシを共通の関数で呼び出せる関数が用意されています。 | ||
* [[解説書#getCORSURL]] | * [[解説書#getCORSURL]] | ||
2023年9月4日 (月) 01:49時点における版
XMLHttpRequestやfetchなどでwebappのあるサイトと異なるドメインにあるウェブサービス(webapi)にアクセスする場合、クロスオリジンアクセス制限によるエラーが起きる場合があります。このエラーはWebApp側だけでは解決できず、サーバ側の設定を調整する必要があります。
目次[非表示] |
サーバ(サービス側での対処): CORSレスポンスヘッダを返すように設定する
- Access-Control-Allow-Origin *(もしくは指定オリジン)のレスポンスヘッダを返すようにサーバを設定します。
- 外部からのアクセスを想定し 整備されたサービスでは、この設定がされており 下記プロキシの利用は不要です。
プロキシサービスを用意し これを経由させる
- node.jsによる実装
- phpによる実装
- php-cross-domain-proxy (svgmap.orgのfork)
- 単純なプロキシ実装例
プロキシ経由のクロスオリジンアクセスを容易にするためのSVGMap.jsの支援機能
プロキシ経由のクロスオリジンアクセスの対応を容易にするためのいくつかの機能がSVGMap.jsに備わっています。
SVGMap.jsがクロスオリジンアクセスを必要とするケースは主に3つあります。
- ビットイメージ(含タイル)データの図法変換
- ラスターGIS
- webAppレイヤーでの独自の通信
1.と2.はSVGMap.jsの管理下でクロスオリジンアクセスを行う必要があるもので、SVGMap.jsの初期化時にクロスオリジンアクセスのための設定(クロスオリジンアクセスのためのプロキシの設定)を行うAPIが用意されています。
一方、3.は厳密には各レイヤーのwebAppが、レイヤーのコンテンツを生成するためのデータを取得するときに(レイヤーwebAppがfetchやXMLHttpRequest等を使い)クロスオリジンアクセスするケースです。このようなクロスオリジンアクセスに対するケアは、基本的に個々のレイヤーwebAppの開発者が行う必要があります。
しかしプロキシ経由のアクセスを行う場合、先の1.2.のケース用に使用するプロキシを全レイヤー共通のプロキシとしても利用する場合が考えられ、この時にはSVGMap.jsの初期化で設定したプロキシを共通の関数で呼び出せる関数が用意されています。
SVGMap.jsの初期化
<!doctype html>
<html>
...
<script src="corsProxy.js"></script> <!-- クロスオリジンアクセス用プロキシライブラリ(下記) -->
<script src="SVGMapLv0.1_r17.js"></script>
...
<script>
var proxyPath = "{セットアップしたCORS AnywhereのURL}"; // CORS anywhere for svgmap.org / service.svgmap.org
corsProxy.setService(proxyPath, null, true,false);
svgMap.setProxyURLFactory(null,null,null, corsProxy.getURL,true);
</script>
...
</html>
corsProxy.js
初期化を容易に行うためのライブラリをご紹介します。gitHub
- corsProxy.setService(pxUrl , directURLls , useAnonProxy, requireEncoding)
- pxUrl : プロキシのURL
- directURLls : [プロキシを使用しないURLのリスト]
- useAnonProxy : anonymous属性を付与するかどうか
- requireEncoding : プロキシサービスに渡すURLをURLエンコードするかどうか
- corsProxy.getURL(プロキシに取得させるURL)
var corsProxy = (function(){
var proxyUrl="";
var anonProxy = false;
var directURLlist = [];
var noEncode=true;
function setImageProxy( pxUrl , directURLls , useAnonProxy, requireEncoding){
if ( requireEncoding ){
noEncode = false;
}
proxyUrl = pxUrl;
if ( directURLls ){
directURLlist = directURLls;
} else {
directURLlist = [];
}
if ( pxUrl.indexOf("http")==0){
var pxDomain = pxUrl.substring(0,pxUrl.indexOf("/",8));
directURLlist.push(pxDomain);
}
if ( useAnonProxy ){
anonProxy = true;
} else {
anonProxy = false;
}
}
function isDirectURL(url){
// urlに、directURLlistが含まれていたら、true 含まれていなかったらfalse
var ans = false;
for ( var i = 0 ; i < directURLlist.length ; i++ ){
if ( url.indexOf(directURLlist[i])>=0){
ans = true;
break;
}
}
return ( ans );
}
function getImageURL(imageUrl){
// ローカル(同一ドメイン)コンテンツもしくはそれと見做せる(directURLlistにあるもの)もの以外をproxy経由のURLに変換する
// proxyの仕様は、 encodeURIComponent(imageUrl)でオリジナルのURLをエンコードしたものをURL末尾(もしくはクエリパート)につけたGETリクエストを受け付けるタイプ
if ( proxyUrl && imageUrl.indexOf("http") == 0){
if (isDirectURL(imageUrl)){
// Do nothing (Direct Connection)
} else {
if ( noEncode ){
imageUrl = proxyUrl + (imageUrl);
} else {
imageUrl = proxyUrl + encodeURIComponent(imageUrl);
}
// console.log("via proxy url:",imageUrl);
}
} else {
// Do nothing..
}
return (imageUrl);
}
return {
setService:setImageProxy,
getURL:getImageURL,
}
})();