WEBVTT

1
00:00:00.000 --> 00:00:05.000
見た目はよくある地図サイトと変わりはありません。

1
00:00:05.000 --> 00:00:09.000
このリストボックスにレイヤーがリストアップされています。

1
00:00:09.000 --> 00:00:18.000
それぞれにレイヤーがハイパーリンクになっていて、それぞれ違うドメインのコンテンツに参照されています。

1
00:00:18.000 --> 00:00:25.000
たとえばこれは気象庁の降雨情報です。このように多くのレイヤーがあります。

1
00:00:25.000 --> 00:00:31.000
リンク先のオリジナルのページはこれです。

1
00:00:31.000 --> 00:00:43.000
これは天気図です。天気図はポーラーステレオ図法で描かれますが、このようにその変換もできています

1
00:00:43.000 --> 00:00:49.000
これは 国土交通省の 津波被災の危険度を示すハザードマップです

1
00:00:49.000 --> 00:00:51.000
これが参照されているオリジナルのページです。

1
00:00:54.000 --> 00:01:07.000
こちらは 河川のライブカメラの情報です。カメラの位置だけでなく、それぞれのライブ撮影画像も取得できます。

1
00:01:12.000 --> 00:01:17.000
次に、ハイパーレイヤリングの効果的なユースケースの一つを紹介しましょう。

1
00:01:17.000 --> 00:01:28.000
日本の内閣官房が情報収集衛星による1月の地震の被災状況の写真をWeb上で公開しました。

1
00:01:28.000 --> 00:01:39.000
まずこの写真から被災領域をトレースし、それを地図上で重ねます。拡大すると、住宅単位で被災状況を細かく把握できます。

1
00:01:39.000 --> 00:01:43.000
しかしオリジナルのコンテンツだけでは困難です。

1
00:01:43.000 --> 00:01:55.000
このようにこれは大きな効果が期待できるだけに、著作権に対する新たな議論が求められるかもしれません。

1
00:01:57.000 --> 00:02:04.000
実に1000を超えるレイヤーを私は構築しました。これは恐らく国内で最大のレイヤー数と思われます。

1
00:02:04.000 --> 00:02:09.000
さて、これらのサイトは 紹介した通り、 それぞれ独自の地図サービスを公開しています。

1
00:02:09.000 --> 00:02:19.000
当然これらは様々な異種の地図フレームワーク上に構築されており、SVGMapのレイヤーとしてすぐに参照できるわけではありません。


1
00:02:19.000 --> 00:02:25.000
そこでその差異を吸収するためにLayers as Web Appsというアーキテクチャが備わっています。

1
00:02:25.000 --> 00:02:35.000
それは、それぞれのレイヤーごとにカプセル化されたウェブアプリを構築でき、各サービス毎のフォーマットの違いを吸収したり対話性を提供できるものです。

1
00:02:38.000 --> 00:02:42.000
次にSVGMapの性能をご覧ください。

1
00:02:42.000 --> 00:02:50.000
地図では膨大なオブジェクトを扱わなければなりません。 それをいかに効率よく表示できるかは重要です。

1
00:02:50.000 --> 00:02:53.000
ご覧の通り、非常に軽量に表示できています。

1
00:02:53.000 --> 00:03:02.000
通常このような処理は、サーバサイドの動的な処理が使われますが、それはクライアント中心の理念に反します。

1
00:03:02.000 --> 00:03:09.000
そこで、Quad Tree Composite Tilingと我々が呼ぶ技術により、静的なハイパードキュメントをサーバに置くだけです。

1
00:03:09.000 --> 00:03:14.000
これはJamStackデザインパターンが徹底的に活用できていることを意味します。

1
00:03:16.000 --> 00:03:32.000
また、単に重ね合わせて表示するだけに留まりません。重ね合わせた任意のレイヤーの間で、演算を行うことすらも実現しています。

1
00:03:32.000 --> 00:03:36.000
まず、診療所たちのレイヤーを表示してみます。

1
00:03:36.000 --> 00:03:46.000
次に、能登半島で今年の正月に発生した地震の震度分布のレイヤーを表示します。

1
00:03:50.000 --> 00:04:04.000
そして、これらのレイヤーの間での演算を行い、震度5強以上の大きな揺れを受けた医療機関を抽出してみましょう

1
00:04:04.000 --> 00:04:08.000
クローリングとともにクライアントサイドで演算は実行されます。

1
00:04:09.000 --> 00:04:15.000
完了しました。結果は赤くマークされ、CSVデータも表示されてます。

1
00:04:17.000 --> 00:04:30.000
これでデモは終了です。ウェブマッピングにおける、クライアント中心の相互可用性、ハイパーレイヤリングの威力を感じていただけたでしょうか?