チュートリアル11
提供: svg2wiki
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2022年2月16日 (水) 10:06時点における版
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チュートリアル11 WebApp Layer 地図を使った位置指定UI
チュートリアル10をベースに、地図上で位置を指定して、その場所のジオイド高を計算・表示する対話型アプリを構築します。 特徴的なコードはレイヤーに紐付いたwebAppにあります。
- 実際の動作は、こちらをクリック。
- ソースコードのディレクトリ
mesh3b.html
これまでと特に変わったところはありません。
Container.svg
これまでと特に変わったところはありません。
rasterMeshI.svg
チュートリアル10と特に変わったところはありません。
rasterMeshI.html
チュートリアル10のコードに対して、地図上で位置を指定するUIと、その位置のジオイド高を計算する機能が追加されています。
- 地図上で位置を指定するUI:SVGMapAuthoring.jsというSVGMap.js用の追加ライブラリを用いています。
- ジオイド高計算:バイリニア補間を用いて、グリッドデータを用いて任意の位置の値を演算します。
- バイリニア補間については、地理院がこちらのページで公開するジオイド高データ(TEXTデータ)のパッケージ同梱文書(asc取扱説明書.pdf)にも計算式が記載されていますので参考にしてください。(本チュートリアルの
getGeoidHeight(lng,lat)
関数は同文書の式をベースにしています。)
- バイリニア補間については、地理院がこちらのページで公開するジオイド高データ(TEXTデータ)のパッケージ同梱文書(asc取扱説明書.pdf)にも計算式が記載されていますので参考にしてください。(本チュートリアルの
initPOIUI
地図上で位置を指定するUIの初期化をload時に実行svgMapAuthoringTool.initPOIregistTool
id="pointInputUI"
のdiv要素に、- svgMapAuthoringToolで使える、地図上でポイント情報を設置するUIを登録します。(initPOIregistTool )
POIUIcbFunc
ポイントを設定する操作を実施するすると呼び出されるコールバック関数。緯度、経度の情報をUIから取得し、ジオイド高を計算する関数(getGeoidHeight
)に渡して、答えを表示します。
getGeoidHeight
グリッドデータからジオイド高を計算する関数- バイリニア補間を用いて任意の緯度経度(ただしグリッドデータのある範囲)におけるジオイド高を計算します。
<!doctype html> <html> <head> <title>Geoid Height Calc WebApp</title> <meta charset="utf-8"></meta> </head> <script> ... ... onload = async function(){ initPOIUI(); ... ... } ... ... function getGeoidHeight(lng,lat){ // バイリニア補完によって、任意の緯度経度(実数)でのジオイド高を算出する(世界測地系) var px = Math.floor((lng-dataProps.glomn)/dataProps.dglo); var py = Math.floor((lat-dataProps.glamn)/dataProps.dgla); if ( px < 0 || px > dataProps.nlo -1 || py < 0 || py > dataProps.nla ){ return ( null ); } var lng0 = dataProps.glomn + px * dataProps.dglo; var lat0 = dataProps.glamn + py * dataProps.dgla; var lng1 = lng0 + dataProps.dglo; var lat1 = lat0 + dataProps.dgla; var Z00 = geoidGrid[py][px]; var Z10 = geoidGrid[py][px+1]; var Z01 = geoidGrid[py+1][px]; var Z11 = geoidGrid[py+1][px+1]; if ( Z00 == 999 || Z10 == 999 || Z01 == 999 || Z11 == 999 ){ return ( null ); } var u = (lng - lng0)/(lng1 - lng0); var t = (lat - lat0)/(lat1 - lat0); var Z = (1 - t) * (1 - u) * Z00 + (1 - t) * u * Z10 + t * (1 - u) * Z01 + t * u * Z11; return ( Z ); } ... ... var poiUI; function initPOIUI(){ poiUI=document.getElementById("pointInputUI"); var getPointOnly = false; svgMapAuthoringTool.initPOIregistTool(poiUI,svgImageProps.rootLayer,"targetPoint","p0","targetPoint","",POIUIcbFunc,"cbFuncParam",getPointOnly); } function POIUIcbFunc(){ var latlngs=(poiUI.getElementsByTagName("input")[2].value).split(","); console.log(latlngs); var lat=Number(latlngs[0]); var lng=Number(latlngs[1]); var geiodHeight = getGeoidHeight(lng,lat); messageDiv.innerText=geiodHeight+" m"; } </script> <body> <h3>ジオイド高計算</h3> <p><a href="https://fgd.gsi.go.jp/download/geoid.php" target="_blank">地理院のジオイド・モデル「日本のジオイド2011」(Ver.2.1)の提供</a>のASCII版に同梱されているデータを用いて<a href="https://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/grageo_geoid.html" target="_blank">ジオイド高</a>を計算します。 </p> <div id="pointInputUI"></div> <div id="messageDiv"></div> <canvas id="geoidCanvas" style="display:none"></canvas> </body> </html>